姥目樫(ウバメガシ)

ブナ科の常緑広葉樹。樫の仲間。住宅の垣根に植えてあることも多い。
硬い材木は備長炭の原料となります。

染色は、樹皮を利用します。樹皮は厚く、剥がすと内側が赤みを帯びている。この樹皮を細かくし煎じて色素を抽出します。
鉄媒染で茶色がかった黒系色を染めます。

染料は、染料店には置いてありませんので入手は難しいかもしれません。
たまに生垣の剪定をしているので運が良ければ頂けるかもしれません。

煎じた染料液は独特な甘いような香りがします。

染め上がった色(鉄媒染/木酢酸鉄) 生地:帆布11号

余談ですが…

自宅に植えてある姥目樫には、夏頃になると毛虫が大発生して方方歩き回って迷惑をかけるので、その時期は目を光らせ早めの駆除を心がけています(薬は使わないようにしています)。

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