帆布(ハンプ)

帆布(ハンプ)は、厚み硬さがあり丈夫な布。
綿や麻の撚糸を平織りしたもので俗にいうキャンバス地ともいわれます。水を通しにくく、その強い耐久性・通気性をもって、テント・油絵のキャンバス・マット・相撲の廻しなど幅広く利用されています。
帆布は帆船の帆に使うために作られたのが始まりと言われているそうです。

帆布には1号(厚)から11号(薄)までの厚さの段階があります。

11号帆布

お手入れの方法(植物染色をしている場合)

部分的に汚れた場合には消しゴムでこする方法が良いのかもしれません。

それでも、落ちない場合はブラシで落とす。それでもダメなら水洗い、それでもダメなら洗剤で落とす。というような感じです。
基本的に植物染色した帆布は洗濯機や乾燥機や脱水機は使用不可です。

水洗いをする場合には手洗いです、乾燥機や脱水機はかけずに水を切って陰干しをしてください。
なぜ陰干しかというと、帆布に限らず植物染色した布は直射日光にあてて乾かしてしまうと、ほとんどの植物染色は退色が一気に進んでしまうからです。乾きが遅いですが、必ず陰干しです。濡れた布が鉄等金属類に触れないようにするのにも注意が必要です、変色してしまいます。

乾かした帆布にアイロンをかけた場合、皺は伸びにくくなっているので、
乾かす時に出来るだけ皺を伸ばすようにして干してください。
※濡れた帆布にアイロンをかけると、あとが残る又はシミや焦げ跡がついてしまうことがあるので要注意です。

8号帆布

帆布の防水

水洗いすれば防水力は低下します。
植物染色をすれば何度も水に通しますので、防水力はなくなります。