染料

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バラ科の落葉樹。日本ではなじみの深い樹木。原産は中国で数多くの品種が存在します。

梅には花の観賞をするための「花梅(はなうめ)」と果実を採ることを目的とした「実梅(みうめ)」があります。
花を観賞するための梅「花梅」には幾つかの系統(野梅系、緋梅系、豊後系など)がありそれによって白、赤、ピンクと花の色が違ってくるそうです。

染色に利用するのは、樹皮や枝。紅花で染める場合には「烏梅(うばい:実を煙で燻して燻製にしたもの)」を利用します。

日光の堅牢度はとても良好です。

梅染めは、古くから行われていて梅単体で染めることはもちろんのこと、梅の染液と他の植物の染液とをかけ合わせて様々な色を染めていたそうです。

江戸時代、四十八茶百鼠の粋な色の中には、梅で染めた色や梅の名前をつけた色が多く存在していました。

よく使われる染料ですが、実は意外と染料店には置いていない。
梅は成長がはやく、定期的な剪定が必要なので、もしかしたら公園樹の剪定時期に頂けるかもしれません。

染料液

染め上がった色(アルミ媒染/焼きミョウバン) 生地:帆布11号

染め上がった色(鉄媒染/木酢酸鉄) 生地:帆布11号

品種によって染まり具合が違う?

上記で説明しましたように梅の品種はかなりの数が存在しています、その品種については詳しくは存じ上げませんが、3種(赤色、白色、薄いピンク)の梅の枝を使って染色をしたところ、染まり具合が薄いピンク>白=赤という感じになりました。条件がすべて同じだったとはいかなかったので正確性にかけますが、個人的には薄いピンク色の梅が良く染まった印象です。※あくまで個人的な感想です

梅の果実

果実を採ることを目的とした「実梅(みうめ)」。その果実はご存じのとおり梅酒、梅干しなどの材料になります。梅雨から夏にかけて結実しますが、ひとつ注意をしなくてはいけないことがあります。もしどこかで梅の樹を見かけて、実がなっていたとしても決して口には入れないでください。青い未熟の果実には青酸が含まれ大変有毒なので絶対に食べないでください。

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