染色

「下処理」綿や麻を染まりやすくするには【豆汁】

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植物で染色できる繊維は大きく分けて麻の茎や綿花などの植物繊維と蚕や羊の毛などの動物繊維があります。
一般的に植物染色においては植物繊維は染まりにくいといわれています。対して動物繊維は染まりやすい。なぜかというと、動物性繊維には動物性のタンパクを含んでいるからとのことです。そして植物繊維にはそれがない、だから染まりにくいということだそうです。
ただ、全く染まらないわけではなくて動物繊維と比べると染まりにくいということ。

なので、植物繊維もあらかじめタンパク質を付着させておけば染まりやすくなるというわけで、タンパク質を多く含むとされる大豆を使って染めやすくします。

実はこうした下処理には、
タンパク質を付着させる豆汁下地とタンニン酸をつかって下染めするタンニン下地の方法があります。(※他に濃染剤など市販されている助剤もあります)

〇 豆汁下地とは、大豆に含まれているタンパク質を抽出して繊維に付着させる方法。豆汁と書いて「ごじる」と読みます。大豆の他に豆乳や牛乳でも効果はあります。


〇 タンニン下地は五倍子などタンニンを多く含む植物から抽出した液であらかじめ薄く染めておく方法。

タンニン下地は豆汁下地と違い薄く下染めするので色がつきます、ですので今回は下染めの影響を受けない豆汁下地の方法を紹介していきたいとおもいます。

必要なもの

用意するものは、
・麻布(リネン):約1メートル程度
・大豆:50g
・水:500ml
—————————–
□ 道具
・ボール(一晩置き用と浸す用)
・濾す用布(晒、ガーゼ等)
・濾す用ざる
・ミキサー

豆汁のつくり方

用意した大豆を一晩水につけてふやかします。

一晩置くとふやけます。

一晩置いた大豆に水500mlを加えミキサーにかける。

ボールの上に濾す用のざる、その上に濾す用の布を置いてミキサーにかけた大豆を濾して絞る。
1回の汁だけでもいいのですが、絞った大豆の残りにはまだ少しタンパク質が残っているので、できればもう一度ミキサーにかけて2回目の汁をつくってもいい。

大きなボールに1回目と2回目を合わせた豆汁を入れ布を浸します。数時間から一晩浸し置きます。

十分に豆汁を浸透させたら、軽く絞り天日に干し完全に乾かします。

以上で下処理は完了です。後は好きな色に染めるだけです。

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